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転職コンサルタント名鑑

エンジニアが職務経歴書書くならこのサービス一択だ

プロジェクト形式で作れる履歴書サービスは少ない

エンジニアやデザイナーの職務経歴書って、いわゆる「プロジェクト形式」と呼ばれていたりして、少し独特なフォーマットになっていたりします。

こういうやつです↓

出典:DODA
https://doda.jp/guide/syokureki/resume/it01.html

一般的な経歴書であれば、職歴ごとに大枠で括られていて、その中で「経歴」「業務内容」「ミッション」「実績・成果」などを順番に記載していくような順列形式だと思います。

対して、エンジニアやデザイナー、ITコンサルらの経歴書のフォーマットは、
以下のような格子状のグリッド枠で囲まれたセクションに、「プロジェクト内容」「期間」「担当領域」「スキル」「役割」などを行形式で一列に記載していく方式が一般的です。

受け手の企業側からは、この形式の方が習得スキルなどの欄が独立していて視認性の観点で良いのだと思います。
一方で、これ実際作る側になると、この形式は結構面倒だったりします…

そもそも相当この手の作業に慣れている人でない限りは、職務経歴書そのもの自体が経歴の棚卸しだったり言語化、推敲したりと、
中身の文章を作ることだけでも大変なところを、その前段として「グリッド型のフォーマットを用意するところ」から始めないといけないです。

DODAのサイトから、無料でエンジニア用の職務経歴書フォーマットはダウンロードすることは可能です。
ただ、これがWord形式になっていて、個人的には非常に作りづらいし見にくいのです…
履歴書を作成できるWebサービスはいくつもあるので、そういった使いやすいUIのものを利用したいところだったりします。

ところが、このエンジニア用のグリッド形式のフォーマットで対応しているサービスが非常に少なく、探すのにかなり苦労します。

私の候補としては、

  • 履歴書作成サービス大手の「ヤギッシュ」を利用する
  • エンジニア履歴書専用サービス「俺の履歴書」を利用する
  • Notionでマークダウンで作成していく

パッと探す限りではこれらが候補に上がりましたが、
ヤギッシュはフォームに打ち込んで自動でレイアウト生成する仕様で、そこがいまいち合わず。
俺の履歴書はかなりイメージに近かったものの、スキルを一覧で並べるグリッドが設置できないのが惜しく。
Notionで作成するのは本場のエンジニア職の方で実施されている方たちがいたものの、流石に仕上がりがちょっとカジュアルすぎる印象で、あれはベンチャーやスタートアップへのエントリー向けにしか使えないかな、というのが個人的な印象でした。

グリッド形式でも作成できる履歴書サービス「Proff」

私の使い勝手の主観がだいぶ入ってしまっているのですが、
そんな私が結論として使った履歴書作成サービスは以下のサービスでした。

■Proff - 数分で簡単、履歴書作成。
https://proff.io/

Proffという無料で利用できる履歴書作成サービスです。
履歴書はもちろん、職務経歴書やポートフォリオなども作成できるパターンも網羅されています。

このProffには、テンプレートも予めいくつか用意されており、
「エンジニア用」も見つかったので、早速中身を確認してみたのですが、どうやらグリッド形式ではなく…

私は5年ほど前の初転職時からこのProffにはお世話になっていたので、
今回も利用しようとしましたが、流石のProffでもグリッドは機能として備えてなかったか…と少し落胆しました。

ところが、Proffの編集ページをテスト的にポチポチ触っていると、とある機能を見つけました。

これは、まさにグリッドを入れるボタンではないですか。
詳しく触っていくと、どうやらただ行列形式に「列を追加」「行を追加」できるだけではなく、セル結合の様な動きもできて、
これならDODAの様なフォーマットを完全再現できるぞと期待感が高まりました。

仕上がり

結論、出来上がったフォーマットが以下のようなものでした。

※クリックで実際の経歴書プレビューへ飛べます
https://proff.io/p/Bt-yY8cmUoEElmR2GBw8-g

個人的にはかなり満足な仕上がりです。

Proffは、レイアウトの操作も直感的で自由自在に組めるサービスですが、
機能としてはそれだけではなく、出来上がった書類をURL形式で展開することも可能です。
パターンとしては以下の様なパターンで権限付きで展開が可能で、

これにプラスで、もちろん作成書類をPDFで落としたり、印刷することも可能です。
すなわち、添付PDFで企業へ送ることも、メッセージにリンクとして挿入して共有することもどちらも可能というわけです。
また、印刷して持参するときに、レイアウトの途中で切られないように任意の場所で「改ページを設定」することもできます。
これはかなり親切な仕様ですね。

所感

唯一、使っていた注意点だったり、
もう少しここが良くなればなと感じた点を挙げさせてもらうとすれば、

  • 自動保存でないので、こまめに保存しておく必要あり。
    (特にトラックパッドで意図せずブラウザバックしてしまったり、PCを閉じたりしてネットが切れてしまったりすると、それまでの下書きが消えてしまいます。。)
  • グリッドの幅は良くも悪くも自動で調整される。
    文章量の多い列に幅が占領されるため、満遍なく行幅を持たせたい場合は改行するなど工夫する必要あり
  • グリッドの行/列追加で、まとめて選択してセルの分離ができればなお良かった

などでしょうか。現時点で充分に便利なので全然許容範囲かと思いますが…

余談ですが、私の観測範囲だとこのサービスはまったくバズってもなく、
「職務経歴書 サービス」とかでひとしきり検索を掛けても、ドメインだけ無駄に強い転職エージェントの手作りテンプレートか、せいぜいその中にヤギッシュがヒットするぐらいで、Proffはまったく引っかかってこなかったです。

私も当時どうやってこのサービスに巡り会ったのかはよく覚えていません。(noteで誰かが宣伝していたのを見たような)

ただ、そこから一目惚れして今でもこうして転職検討時期には引っ張り出してお世話になっています。

無料で使えているのが不思議なぐらいですが、履歴書って対個人かつ利用頻度が数年に一度とかのものなので、マネタイズが難しいんでしょうね…

運営企業を調べたところ、そもそも受託サービスで十分な売上を立てていそうであり、Proffの更新リリースも3年以上止まっていました。

この記事が運営企業様の目に留まれば幸いです。

最後に…

今回紹介したProffは履歴書・経歴書フォーマットサービスとして非常に優れていますが、
結局大事なのは「その中身に何を書くか」です。

レイアウト作成はこのProffに任せて、そこの浮いた時間で経歴や実績のアピールポイントを精査しましょう。

初めてでどう書けばいいかわからなかったり、さらに尖ったアピールポイントにできるか相談したい方は、
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最終更新日: 2024年12月14日